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トップページ > 夢挑戦応援団長の応援日記

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認められること⑥

その日は、いつも帰ってくる9時すぎになっても娘は帰ってきません。

どうかしたのかなと思いながら待ってると、10時ごろになってやっと帰ってきました。

その日は夕飯もそこそこに、すぐに自分の部屋に戻って寝てしまいました。

1週間分の疲れがどっと出たんでしょうね。



翌日は、私も自宅で仕事だったので、娘が起きたら外に昼飯食いに誘ってみようと思ってました。

昼過ぎになってようやく起きてきた娘が、

「お父さーん、ヒマ?」

「ヒマじゃないけど、なん?」

「仕事ではくヒールの低いクツを買いたいんだけど・・・。」 ← 一緒に行って買ってくれという意味



昼飯食いに誘う予定だったんで、「いいよ」と返事をして、二人で出かけました。



車の中では、私の方からは仕事の話はあえてしませんでした。

娘の方も、とくに落ち込んだ様子もなく、いたって普通でした。

昼飯食って靴屋さんに向かう車の中で、それとなく聞いてみました。

「どうね、やっていけそうね?」

すると、

「う~ん、どうだろう。」

「昨日、お客さんから血ださせた・・・。」

「んで、机の上のペン立て倒して、床にぶちまけた。」

「お店中に、大きな音が響き渡った。」

「たまらず屋上に行って泣いた・・・。」

てことをポツポツしゃべりだしました。



「へぇ~、昨日は大変だったとね。」

「店長さんとかから怒られんだった?」

て聞くと、

「終わって部長さんから話があるって呼ばれた。」

「あら、なんだったと?」


以下、娘の話、

部長さんから呼ばれたとき、きっと今日のことを叱られると思った。

でも、部長さんは一言もそれには触れずに、「悔しくて泣いたの?」とだけ聞いてきた。

「そうです。」て答えると、

「その気持ちが大事とたいね。悔しいて気持ちがあれば、なんとかなるよ。」

「でも塗るのも遅いし、どんくさいし・・・。」

「それは最初はだれでもそうたい。

 店長も、先輩の○○さんも、最初はぜんぜんできんかったよ。

 お客さんの指から血を出させてしまうのは、誰でもとおる道とたいね。

 それと、塗るのが遅いのも、練習すればぜったい早くなる。

 今日で2週間たつけど、最初に比べたら早くなっとるよ。俺はちゃんと見とったよ。

 家に帰って練習しよったとだろうなと思った。」


「白石さん、なんで白石さんは面接通ったと思う?

 募集始めて3ヶ月くらいたつけど、それまで何人もの人が面接受けに来たし、採用もした。

 その中には、サロン経験者もいたし、1級持ってる子もいた。

 でもほとんどの人は続かないで2、3日で辞めていったとたいね。

 今回の面接も、同じようにサロン経験者や1級持ってる子がいたけど、私は白石さんを選んだとたいね。

 働き出していろいろ失敗したけど、次からは失敗しないようにしようって努力ばしよったろ?

 ちゃんと知っとるよ。

 この子ば選んで良かったて思ったよ。間違えとらんだったて思ったよ。

 泣きながらでも一生懸命やってる白石さんば見て、この店には白石さんが必要だと思ったと。

 だから多少の失敗なんかには挫けんで、頑張ってほしい。。。」



その話を聴きながら、大きな大きな涙がいっぱい落ちてきたそうです。



帰るときに、部長さんから、

「タオル30枚預けるけん、家で洗濯してきて。

 来週使うけん絶対持ってこなんよ!」

と言われて、山盛りのタオルをもらったそうです(そういえば、持って帰ってきてた)



「んじゃ帰ってからすぐ洗濯せんといかんね。」

「うん。」

そう言いながら、もうすぐ着く靴屋さんの方を目をキラキラさせながら見つめていました。








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認められること⑤

サロン勤務2週目の日曜日(月曜が休みなのでその週の最後の日です)

土日はやはり忙しいらしく、一日に何人ものお客様を担当することになります。



その日はかなりバタバタしてて、早くしなきゃ、早くしなきゃと気持ちもあせってたそうです。

そんな中、あるお客様の爪のケアをしているときに、

「痛っ!?」

と言って、お客様が急に手をひっこめました。。。ケアしてる指の爪の根元から血が出てきたのです。

初めてのことで、どうしていいか分からず呆然としていたら、店長さんがすぐに飛んできて対処してくれて、

大きなクレームになることなく済んだのですが、娘の中には大きな動揺が走りました。

心臓バクバクたったそうです。



それから、ため息とともにうつむいて座っていたのですが、何かを取ろうと手を伸ばした洋服の袖に、

机の上のペン立てが引っ掛かり、机の上から落ちたそうです。

スローモーションのように落ちていくペン立て

手を伸ばして取る気力もなく眺めてたそうです。


ガッシャーーーーーーン


大きな音がサロン中に響き渡りました。

すぐに拾って片付けたのですが、ペン立てを机の上において向かった先は、ビルの屋上でした。



理由は分からないのですが、とにかく一人になりたかったのと、

悲しい、悔しい複雑な感情がうわっと湧き上がってきたそうでした。



その日の営業終了後、部長さんから「白石さん、ちょっといいかな」と声がかかりました。。。つづく



認められること④

昨夜は、帰ってきたのが2時すぎ。

どうやら友達のところに愚痴をきいてもらいに行ってたようです。



3日目からも、足取り重く家を出る娘の姿がありました。

できるだけ明るく

「おぉ、いってらっしゃい!! 頑張らなんよ!!」

と送り出すのですが、

「あ~い」

と元気のない返事が返ってくるだけです。



帰ってきてからも、ひとしきり今日あった出来事を話しながら夕飯をかっ込む

食べ終わったら自分の部屋にとじこもるか、友達の家に行く

そんな日々が続いて、サロンが休みになる月曜日、初めての休日がきました。



驚いたのは、仕事に行かなくていいってなると、とたんに元気になるんですね。

「お父さん、私今日は休みだから、好き勝手にするけん」

(いつも好き勝手にやってるじゃないか)・・・心の声

「遊びに行ってくる!!」

といって家を出ていきました。



気持ちが落ち込んで家に閉じこもるよりも、親としてはこちらの方が安心です。

帰ってきたのは明け方でしたが(どこまで遊び倒すねん)

寝不足もなんのその、ちゃんと起きて2週目のサロン勤務に突入していきました。



2週目に入ったある日の夜、

またいつものごとく大きな声で話しながら夕飯をかっ込んだあと、自分の部屋に閉じこもったわけですが、

部屋の前を通ると、ドアが少し開いていて、中の様子が見えました。



疲れて寝とるかなと思ったら、なんと・・・

練習用の手を相手に、塗る練習をしてるじゃないですか(驚)

え~っ、どげんしたと??



どうやら、このままじゃいかんと自分で気づいたようでした。



そんな気持ちの変化が見られた2週目、その最後の日にある事件が起きました・・・つづく


認められること③

2日目の朝、いやいやながらでも、朝家を出ていきました。

足取りは重そうでした。



その日の夜も、家族みんなでどうだったか心配しながら待ってると、昨夜と同じ9時すぎに帰ってきました。

リビングに入ってくるなり、

「もう、やめる! いやっ、あんなところ」

「いっちょんすかん(熊本弁で大嫌いの意味)、、プンブン」



「どうしたと?」

と話を聴いてみると・・・(内心ドキドキ)



やっぱり塗るのが遅いことを何度も注意された

お店が終わって店長さんがオーナーに報告の電話をしてるとき、「遅いんですよねぇ」と笑って話してた

足をパンと叩かれて、「このスパッツの色は何?」と注意された

などなど



とにかくたくさんたくさん注意されたようで、話しながら大粒の涙がボロボロこぼれてきました。

なかでも、「遅いんですよね」と笑いながら電話されたことが、彼女のプライドをいたく傷つけたようです。



ひとしきり話をして落ち着いたようだったので、

「なんだ頑張ってるたい!!」

と声をかけたら、

私の方をキッと睨んで、2階の自分の部屋に入っていきました。

こんな時なんて声をかけたらいいのか。。。なかなかうまくいかんもんですね、難しか・・・。



その日の夕飯は自分の部屋で一人で食べて、そして早々に家を出ていきました。



明日へ続く・・・

認められること②

初出勤の日の夜、9時すぎに帰ってきた娘に向かって、

「どうだった?」 ← 家族全員

「もう行きたくない・・・やめたい」

「はぁ?????」 ← 家族全員



初めてのサロンで、慣れないこともあったらしいのですが、

塗るのが遅い

手順をあまり覚えていない

接客ができない   etc etc

で、店長さん、部長さんから結構厳しく指導(笑)されたみたいです。



こういう時、私はどうするかというと・・・

親としての顔と、普段の経営コンサルタントとしての顔の両方がでます。

といっても割合は、9対1で親の顔が勝ります(親バカです)



話を聴きながら、

塗るのが遅かったら、早く塗れるようになるまで、百万回練習せなんたい

手順を覚えてなかったら、ノートに自分なりに書いてまとめて覚えなんよ

お客様が来たら元気に明るく笑顔で挨拶してごらん

お客様の話をまずはしっかり聴いて、どうしてほしいかつかまなんよ

それからは、今目の前のお客様に自分の精一杯を出し切る

お客様が帰られるときは、90度以上のお辞儀で笑顔でお見送りする

そんだけできりゃ、大丈夫よ!!


なんてことは、一切言いません。

喉まで出かかるだけです。。。現実は痛切です、言えません。

嫁さんにこの話をすると、

「そりゃあお父さんの言うことは正しいけど、今のあの子の耳には入らんよね。」

と一刀両断されました。



親として、何とか力になってあげたいけど、どうすりゃいいのか。。。

ここはもう秘技『ほっとく』をだすしかありません。

自分で気づかなければ、周りで何を言っても解決には結びつきません。



ほっとくと言っても、見放すわけじゃありません。

応援する気持ち、支える気持ちをたっぷり持ちながら、いつも気持ちで寄り添ってあげる。

話を聴いてあげるのもそう。話を聴いて、感情を受け入れてあげるのもそう、そして、

この子だったらできる、大丈夫と信じながら(本当は頼んます、というハラハラした気持ち)。

そんな感じです。



さぁ、二日目以降どうなるのか・・・。




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